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Green Food System Strategy

みどりの食料システム戦略
 
ASEDAが取り組むテーマ施策とは何か!

化学農薬の削減

いもち病の発生予察としてアメダス情報を基に、気温・湿度・降雨・日照・風速の条件を考察し、発生予知を行い事前対策で防除剤を散布する栽培管理体系をとっている。
アメダスは各市町村の主要地の1箇所設置されているかいなかで、設置されていない小規模町村が多い。
また、アメダスは市街地など農地の環境とは違った場所に設置されている事が多い。
この為、観測地点の少なさと設置場所の問題から、アメダスデータが栽培農地付近の実際の気象状態と乖離していると考えられる。
そこで、栽培農地付近の気象条件を観測し、その土地のいもち病発生予察を実施する事で、発生予知の正確性を高め不要な防除剤散布を無くす事が狙いである。

 
 

化学肥料の削減

稲作りの作業効率と生産量の安定と増産を求め、化学肥料が多く利用されてきた。
この為土壌の有機質成分がうすれ、地力が衰えて来ている。
その中で有機質肥料の利用が見直しされて来ており、有機肥料への転換を進めて行くが課題がある。
有機肥料は窒素成分率が化学肥料の半分以下〜1/3以下と少なく、作物を育てるための窒素栄養素を多く施肥する必要がある。
特に、追肥における作業は農業機械を使っての作業ではない事から重労働となり、次項のスマート農用機械の導入が解決してくれる。

 

プラスチック被覆肥料対策

暖効性肥料の一発型肥料から従来の追肥型肥料へ資材変更し、プラスチック被覆肥料の使用量を削減する。
また、プラスチック被覆肥料は化学肥料が殆どであり、追肥型肥料へ転換する事で、有機肥料の多用が期待できる。
削減には前項に記した通り労働力が増加する課題があり、労働力不足の中で逆行するデメリットもある。
しかし、この労働力改善で次項のスマート農業機械の導入でその課題を解決してくれる。

 

スマート農業機械等の導入

農業用大型ドローンの導入で、一発肥料から追肥型肥料に変わり課題となる、追肥作業をドローを用い散布する。
ドローン散布では、衛星画像を解析するザルビオ®️の生育診断技術を用い、生育ムラに応じた可変施肥を行い、圃場内収穫量を均一にする管理方法も兼ね備え実施する。
また、収量コンバインを導入しメッシュマッピング機能で圃場内の収穫量にバラツキが有るか確認出来、ドローン可変追肥の効果検証を可能とする。
更に、収穫量が増量安定する事が可能となれば、翌年春の基肥施肥量を削減する事になり、化学肥料もしくは有機肥料の削減につなげる。

 
 

消費者理解の醸成

私たちが進めるこの「みどり食料システム戦略」の取り組みを消費者へ伝え、「環境に配慮した米作り」と「未来へ繋ぐ農業の創造」について、農業の現状と未来のあり方を共有し、発展的は取り組みへ進めて行ければと願います。

 
 

各施策の関係性

化学肥料の削減、プラスチック被覆肥料対策、スマート農業機械の導入の3本柱は、個々の戦略実現へ互いに関係つながりがある。
・一発型化学肥料から追肥型有機肥料への転換
・有機肥料散布の労働力改善へドローンの導入
・安定生産高収穫へザルビオ®️による可変施肥追肥へドローンの導入
・収穫量の検証へマッピング付き収量コンバインの導入
・安定生産高収穫の実現にて、基肥肥料を減らし化学肥料を削減
 
この様に私たちは各取り組みを輪の様に回すシステムを取っています。

環境やさしい農業の実証

2024年ASEDAは、環境にやさしい栽培方法の研究をスタートしました。
取り組み趣旨と狙い、そして今年の実施状況を動画にて紹介いたします。
ご視聴のほどお願いいたします。